今回のネタは映画「オデッセイ」ですが、映画自体ではなく、その中のエピソードについて一言。
火星に送る補給艦を作っている場面のこと。担当エンジニアからの進捗状況が15日遅れているという報告に対し、NASAの長官が鶴の一声で検査を省いて時間短縮するように、という命令を出しちゃいます。検査に13日が必要という諫めの言葉に対しても、これで製造の時間を確保できただろ、と(救助のためとは言え)納期優先で聞く耳をもちません。結果、想定外の振動が原因で補給艦の打ち上げに失敗しちゃうわけですよ。
ああああ!フィクションとはいえ、リアルすぎます。一体、何度システム開発でこんな経験をしたことか。製造が間に合わなくって試験がおざなりになって障害てんこ盛りのリリースになっちゃうプロジェクト。試験は省ける工程ではありません!と主張して「オデッセイ」をダシにしたネタとさせていただこうと思います。